ここは下界との境界であり、 あなたが何者かは 全く意味を成しません。
大川に面した北向きの一室で、一日に一組だけを撮っています。 要求するのではなく、その人がすでに持っている空気に立ち会うための場所です。
大阪市中央区北浜東 1-12 天満橋フジタビル 501
北面採光・約 18.7 ㎡ / 一日一組・完全予約制
内的肖像Inner Portrait
ここで撮るのは、誰かに見せるためだけの一枚ではありません。 自分で確かめるための一枚です。 プロフィール写真として使っていただいて構いませんが、目的はそこではありません。
人は、自分の顔を
自分では見られません。
鏡に映るのは、見られていることを知っている顔です。 本当の顔は、誰かのレンズを通したときにだけ、一度だけ像を結びます。 だからこの部屋には、撮る人間がひとり必要になります。
肩書き、職業、来た理由。ドアを閉めた時点で、外の文脈は持ち込まなくていいものになります。 準備してきた表情も、そこで一度手放してください。
対話Silent Dialogue
撮影は、シャッターを切る作業ではありません。 到着したら、まず座って話します。飲みものを出して、音を少し流して、 呼吸が部屋の速度に馴染むまで待ちます。カメラを構えるのは、そのあとです。
ポーズや表情の指示はほとんどしません。 指示で引き出した顔は、写真になった瞬間に他人のものになるからです。 まだ気づかれていない美しさは、たいてい話の途中の、何でもない間に現れます。
だから一日に一組だけ、時間はゆっくり取ります。 効率のいい撮り方ではありません。この撮り方でしか残らないものがあります。
作品Works





撮影者Photographer
1979年3月、島根県出雲市生まれ。大阪で育ち、いまも大阪に住んでいます。 2026年、大阪・北浜東に ITOKOTI.STUDIO を開きました。
速く撮ることに関心がありません。 一日に一組、レンジファインダーで、相手の速度が部屋に馴染んでから撮り始めます。
川の多い街で育ったせいか、強いまま届く光より、 いちど水面や壁に当たって弱くなった光のほうが好きです。 北向きのこの部屋を選んだのも、その延長にあります。
光と空間North Light
5階の北面採光。直射日光は一年を通して入りません。 入ってくるのは、大川の水面で一度拡散してから届く光だけです。 影が硬くならないので、肌にも布にも余計な階調が乗りません。 天気の悪い日ほど、この部屋の光は良くなります。
床、壁、什器まで白と銀に揃えてあります。 色を置かないのは趣味ではなく、被写体以外に目を引くものを残さないためです。 撮影中はデスクを東壁へ寄せ、部屋から生活の痕跡を消します。 背景紙は普段ドアの上部に巻き上げてあり、撮影のときだけ下ろします。
- 什器・収納
- 撮影ゾーン
- 天井ダクトレール
- デスク退避位置
- 柱型
- 北面窓
| 所在地 | 大阪市中央区北浜東 1-12 天満橋フジタビル 501 |
|---|---|
| 採光 | 5階・北面採光。直射日光なし、大川越しの拡散した間接光 |
| 面積 | 約 18.7 ㎡(約 11 畳強)/ 天井高 2,400 mm |
| 仕上げ | 床 サンゲツ IS-2030-A / 壁 サンゲツ RE55751 |
| 照明 | 天井コの字型ダクトレール(ODELIC Connected)スポット 11 灯、ダウンライト 2 灯 |
| 背景 | SAVAGE 2.20 m × 11 m(スーパーホワイト/サンダーグレイ/スーパーブラック) Manfrotto 076 Autopole 2 本で南壁いっぱいに支持。通常は上部に巻き上げ |
| 環境 | BALMUDA The Pure / GreenFan / 顔認証エントランス |
| 設備 | ドリップコーヒー、ウォータースタンド、ハンガーラック、音響 |
機材Instruments
レンジファインダーを中心に組んでいます。 枠の外まで見えるカメラは、被写体との距離を機械に決めさせません。 白黒はモノクローム専用機で撮るため、後からの変換とは階調の出方が違います。
カメラ
- LEICA M型レンジファインダー
- モノクローム専用センサー機
- 用途に応じてミラーレス機
レンズ
- LEICA の大口径単焦点。35mm・50mm・75mm を中心に
- 輪郭を残したいときは APO レンズ
- 空気を写したいときは Noctilux や Summilux
- それでしか出ない描写のために、旧いレンズも併用します
ライティング
- 北窓の自然光を基本に
- 必要に応じて Profoto のストロボとソフトボックス
- 露出計とカラーチャートで毎回測ります
仕上げ
- EIZO のモニターをハードウェアキャリブレーションして現像
- Epson SC-PX1VL(A2ノビ対応・10色顔料)で出力
- 全カットをオフラインで長期保管
使用する機材は、その日の光と撮る内容によって選びます。 当日どれを使うかは、ご希望があれば事前にお伝えします。
当日までの流れProcess
連絡
メール、またはインスタグラムのメッセージから。撮りたい理由があれば先に伺います。なくても構いません。
日程
一日一組。撮影は自然光のある時間帯、10:00 から 16:00 のあいだで開始します。当日の服装は事前にご相談ください。
対話
到着後、まず座って話します。ここに 30 分から 1 時間ほど使います。撮影の準備というより、部屋に慣れるための時間です。
撮影
北窓の自然光を基本に、必要に応じてストロボを足します。休憩を挟みながら、急がずに進めます。
選定と納品
後日、全カットからこちらで候補を絞ってお送りします。そこからご本人に選んでいただき、現像して納品します。
はじめての方へFirst Sitting
ほとんどの方が、少し緊張して来られます。 よく聞かれることを、先にお答えしておきます。
-
何を着ていけばいいですか
迷ったら、いちばん長く着ている服を選んでください。 新品より、体に馴染んだもののほうがよく写ります。 部屋が白と銀なので色はどれでも合いますが、柄の大きいものだけは視線が服に行きやすい。 何着か持ってきて、話しながら決めていただいても構いません。
-
髪やメイクはどうすればいいですか
普段どおりで結構です。事前に整えてくる必要はありません。 鏡と身支度のためのスペースがありますので、到着してから整えていただけます。 そのための時間も見込んであります。
-
写真写りが悪いのですが
ほとんどの方がそうおっしゃいます。 多くの場合それは顔の問題ではなく、撮られるという状況が身構えさせているだけです。 最初の30分間カメラを構えないのも、一回の撮影で数百カット撮るのも、そのためです。 うまく写ろうとしなくて構いません。
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何を話せばいいですか
用意していただく必要はありません。こちらから伺います。 話したくないことは話さなくて構いませんし、黙っている時間があっても問題ありません。 むしろ、その沈黙のほうがよく写ります。
-
ひとりで行くのが少し不安です
付き添いの方とご一緒に来ていただけます。待っていただくスペースがあります。 ただし撮影中は、席を外していただく場合もあります。 見知った人の視線が部屋にあると、思っている以上に表情が変わるためです。
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英語での撮影は可能ですか
可能です。 込み入った話は時間がかかることもありますが、撮影に必要なやりとりは英語で行えます。
料金Fee
一日一組のため、撮影本数を増やすことができません。 そのぶん、一回に時間と手間を集中させています。
完全予約制・一日一組です。hello@itokoti.studio へご連絡いただければ、日程をご相談します。ご紹介の方も、知人の方も、同じ内容・同じ条件でお受けしています。
この部屋は、ひとりを長い時間かけて撮るための設えです。複数名での撮影はご相談ください。ただし広さの都合上、大人数の撮影はお受けできません。付き添いの方とご一緒に来ていただくことはできます。
撮影した写真を、こちらから公開することはありません。掲載のご許可をいただけた場合のみ、使い方をご相談のうえ使わせていただきます。
お支払いは事前決済を基本としています。ご予約が確定した時点で、決済用のリンクをお送りします。
VISA・Mastercard・JCB・American Express、Apple Pay・Google Pay に対応しています。カード情報は決済会社が扱い、当スタジオでは保持しません。銀行振込も承ります。当日のプリント追加など、その場でのお支払いにも対応します。
キャンセルは 3 日前まで無料、以降は 50%、当日は全額を申し受けます。
連絡とアクセスContact
天満橋駅から徒歩 3 分、北浜駅から徒歩 7 分。大川沿いのビルの 5 階です。 予約のない時間は開けていません。到着されたらインターホンでお知らせください。
- 予約・お問い合わせ hello@itokoti.studio
- 日々の一枚 Instagram @itokoti.studio
- 住所 大阪市中央区北浜東 1-12 天満橋フジタビル 501
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最寄り
Osaka Metro 谷町線・京阪本線 天満橋駅 徒歩 3 分
Osaka Metro 堺筋線・京阪本線 北浜駅 徒歩 7 分 - 撮影時間 10:00 – 16:00 / 一日一組・完全予約制
- 対応言語 日本語・英語
- お支払い クレジットカード(事前決済)・銀行振込
- 地図 Google マップで開く
- 返信 いただいたご連絡には、原則として翌日までにお返しします
撮影者 — 伊藤公一(ITOKOTI.STUDIO 主宰)